ヘアカラー選びのコツ～パーソナルカラー夏タイプ編～

ここでは、パーソナルカラーが「夏タイプ」の方に似合うヘアカラーについて詳しくまとめてみました。

夏タイプの髪の色・質感

夏タイプの方の髪の毛は、柔らかなブラックや赤みのブラウン系であることが多いようです。ブラウンといっても、アッシュ・ダーク・ソフトなど人によってさまざまですが、柔らかいトーンの色であることが特徴です。

肌の白さとローズブラウンの髪の対比が美しく、フェミニン・清楚・上品といった夏タイプの方のイメージを作り上げています。

細くて柔らかな髪質の方が多いですが、髪質については個人差も大きいので、夏タイプの中でもご自身にあったヘアカラーをぜひ取り入れてみて下さい。

夏タイプの方が得意なのは、優しいパステルカラーと女性らしい柔らかな質感です。

ヘアカラーでは、黄みの少ないレッドブラウンやピンク系を選ぶと肌の色とよく調和します。真っ黒な黒髪だと、髪だけがべったり重く見えてしまいがちなので、明るい印象に見せたいお方は少しだけカラーリングしてみるのがおすすめ。

質感は柔らか・しなやか、を意識し、ツヤ感はあまり強調しすぎない方がいいようです。パールのような少しマットなツヤがよく似合います。

※黄みの強い色は肌がくすんで見えてしまうことがあるので、できれば避けた方がいいでしょう。

エレガントで清楚な印象が魅力の夏タイプさんには、明るめソフトな印象のヘアカラーが良く似合います。

色白の方が多いので、比較的どんなカラーも似合いやすいのですが、黄みやオレンジの出にくいカラーがやはりおすすめ。ピンク・青・紫・レッドブラウンなどのヘアカラーを選びましょう。

ナチュラルな印象にしたい方は、ヘアカラー見本のレベルスケール6から少しだけ明るめor少しだけ暗めのゾーンから色を選びましょう。極端に明るすぎない方が洗練された印象に。

赤みのダークブラウンやソフトなブラックなど、暗めの色を選ぶと上品なイメージになります。

また、夏タイプの方には「ピンクブラウン」などの赤みのブラウンや、少しくすんだ色もとてもよく似合います（明るさは選べます）。

また少し濁りのあるアッシュも素敵です。アッシュというのは灰色や青みのことを指すのですが、黒髪にアッシュ系のカラーをのせると赤みに仕上がるので、ブルーベースの夏タイプの方にも似合います。

派手すぎる色が苦手という方も、少しアッシュの入った色にすると上品に仕上がるのでためしてみて下さいね。ただ緑みのアッシュ系は仕上がりが黄緑っぽくなってイエローベースの色になることも。アッシュ系は明るさによって少し色味がずれてくる難しい色ですので、上手なヘアカラリストさんにお願いするようにしましょう！

夏タイプさんと大変相性のよいラベンダー色を髪にも使いましょう。ラベンダーアッシュにすると、上品で女性らしい魅力が溢れます。ほどよいツヤが出るのも◎です。

今人気のラベンダーアッシュが一番得意なのは夏タイプさんなので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

また、普段からガーリーな洋服やメイクが好きな方は、ピンクや赤の入った色を選ぶのもいいでしょう。ピンクブラウンなどは女の子らしさ抜群ですから、かわいいイメージに見せたい場合にはイチオシです。

なお、夏タイプの人はソフトな黒髪もとても似合うのですが、地毛の黒が強い場合は重く感じることがあります（特にストレートヘアの時）。そうすると、夏タイプの方は暗く見えてしまいがちなので、少し髪を明るくした方が扱いやすくなります。

そのままの黒髪でいたい、という方は、ハーフアップにしたりヘアアクセサリーを使ったりして工夫すると軽さや華やかさがアップしますよ。

監修していただいた先生

株式会社パーソナルビューティーカラー研究所　サロン・ド・ルミエール
代表取締役
ビューティーカラーアナリスト

海保　麻里子　Mariko Kaiho

カラリスト歴20年。これまでに12,000人以上を診断。一流ブランドでのイベントや研修、商品監修など幅広く活躍中。パーソナルカラーと骨格診断について書かれた近著『今まで着ていた服がなんだか急に似合わなくなってきた』（サンマーク出版）も好評発売中。